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内外価格差について

執筆者 菅原 淳
発行年月 1997年 12月
No. 1997-03
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内容紹介

本稿は、日本の物価が外国と比較して割高になっているという「内外価格差問 題」に関する調査・研究を整理したサーベイ論文である。円高が特に進行した1985 年以降、日本の物価が異常に高いという調査結果が各方面から得られており、こ れが日本市場に何らかの特殊性が存在することによるものではないかという認識 が広まりつつある。本稿では、この内外価格差問題について(1)国際政治経済 の場でどのような議論が展開されてきたのか、(2)調査結果の解釈にはどうい った留意点が必要であるか、(3)経済学のフレームワークではどのように説明 されるかの三点から考察している。