PUBLICATIONS & REPORTS
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Author | Ihara Takeo, Yoshifumi Ishikawa, Toshihisa Fujiwara |
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Date of Publication | 2008. 3 |
No. | 2008-12 |
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本研究は、昨今の東アジアにおける産業構造の変化に着目して、その計量的把握に努めるとともに、国際貨物流動による相互依存関係の動向をとくにロジスティクスと関連づけて捉え、その機能と役割について考察したものである。
とくに本研究では、変貌著しい東アジア地域の産業構造の変化を比較静学の手法により計量的に把握するとともに、国際物流の現況把握と将来動向等について詳細な実証分析を行っている。また、北部九州地域の港湾物流の比較優位性を、ただ単に東アジア地域への近接性というのではなく、韓国(例えば、釜山)や中国(例えば、上海)等の相対比較を通じて、客観的なデータによって顕在化することに努めた。したがって、本研究の最大の特色は、需要側と供給側の相互依存関係に着目した産業構造の変化に基づく物流動向の計量的な把握を試みるとともに、その結果に基づく特定地域(国際物流におけるロジスティクス機能の高度化が要請されている北部九州地域)における国内外の物流ネットワークにおける比較優位性を、広域的なフィールド調査と客観的なデータによって顕在化している点に求められる。