アジア成長研究所は、昨年度に引き続き、アジア開発銀行研究所(ADBI)と共催で「アジアにおける人的資本投資・世代間移転」に関する国際会議を開催します。
この会議には、教育経済学に関する世界的権威で、アジア開発銀行元チーフ・エコノミストのジョンワー・リー氏をはじめ、米国、ドイツ、韓国、中国、インド、ベトナムなど世界各国の著名な専門家、研究者、政策担当者ら約40人が参加。2日間にわたってアジア各国における教育投資・世代間移転の現状と格差との関連などについて議論する予定です。なお、本国際会議は、平成27年度より3年間にわたり獲得した科学研究費「日本の社会政策の成功と失敗:アジアは何を学べるか」と題する研究プロジェクトの一環として開催します。
平成29年11月14日(火)~15日(水)
【1日目】平成29年11月14日(火) 9時30分~18時
【2日目】平成29年11月15日(水) 9時~16時45分
ホテルアルモニーサンク 2階 トロピックスタシオン
(北九州市小倉北区大手町12-3 電話093-592-5401)
発表、資料共に英語
※通訳はありません
公益財団法人アジア成長研究所、アジア開発銀行研究所(ADBI)
近年、日本をはじめ世界各国において格差が拡大する傾向にあり、その原因と解決策を明らかにすることが急務となっている。これまでの研究では、教育機会の不平等に加え、遺産や生前贈与が格差の拡大、また世代間における格差の継承に大きく貢献していることが指摘されている。そこで、11月14・15日の2日間、公益財団法人アジア成長研究所はアジア開発銀行研究所との共催により、「アジアにおける人的資本投資・世代間移転」に関する国際会議を開催する運びとなった。この会議では、米国やドイツに加え、韓国、中国、インド、ベトナムなどのアジア諸国から約40名の著名な専門家、研究者、政策担当者などが集まり、アジア各国における教育投資・世代間移転の現状と格差との関連などについて、2日間にわたり議論する予定である。日本においても教育費の無償化などによって格差を是正する必要性が叫ばれており、この時期に日本においてこのような国際会議を開催する意義は大きい。
更新日:2017年10月31日
カテゴリ:セミナー