アジア成長研究所は、アジア開発銀行研究所(ADBI)と共催で「アジアにおける高齢化」に関する国際会議を開催します。
この会議では、ノーベル賞受賞者を数多く輩出しているマックス・プランク研究所(ドイツ)のボルッシュ・アクセル教授を始め、欧米・アジア全7カ国から医療・年金・介護などの専門家約15名を招聘し、日本からは、アジア開発銀行研究所長吉野直行氏や、第一次安部内閣で経済財政諮問会議議員を務められた八代尚弘教授他9名の経済学の権威が参加され、各政府が取り組むべき課題や先進事例からアジア諸国が何を学べるかなど、2日間にわたり議論します。なお、本国際会議は、平成27年度より3年間にわたり獲得した科学研究費「日本の社会政策の成功と失敗:アジアは何を学べるか」と題する研究プロジェクトの一環として開催します。
平成28年11月15日(火)~16日(水)
【1日目】平成28年11月15日(火) 9時~18時
【2日目】平成28年11月16日(水) 9時~17時
ホテルアルモニーサンク 2階 トロピックスタシオン
(北九州市小倉北区大手町12-3 電話093-592-5401)
発表、資料共に英語
※通訳はありません
公益財団法人アジア成長研究所、アジア開発銀行研究所(ADBI)
我が国は、世界に先駆けて超高齢化社会に突入したが、他のアジア諸国においても、人口の高齢化が今後急速に進むことが予想されている。しかし、多くのアジア諸国では、年金や介護保険、医療保険などといった制度が未だに不十分であり、今後高齢化社会を迎えるにあたり、これらの制度の改革・構築が急務となっている。アジア成長研究所では、平成27年度より競争的外部資金を得て「日本の社会政策の成功と失敗:アジアは何を学べるか」と題する研究プロジェクトを立ち上げ、その一環として高齢化問題に関する研究に取り組んでいる。
今回は、アジア開発銀行研究所と共催で、世界各国(日本・米国・英国・中国・台湾・ドイツ・スイス・シンガポール・タイなど)から年金や介護、医療、労働、貯蓄、格差などの専門家を招聘し、「アジアにおける高齢化」に関する国際会議を11月15日・16日の二日間、北九州市において開催することとなった。会議では、過去に内閣府経済財政諮問会議議員を務めた昭和女子大学特命教授の八代尚宏氏が基調講演を行う他、各分野の第一線で活躍している多数の著名な経済学者を含む約40名が国内外から出席し、アジア諸国を含む世界各国が抱えている高齢化問題を取り上げた研究を発表する予定である。また、会議では、今後各政府が取り組むべき課題、また先進諸国の事例からアジア諸国が何を学べるかなどについて議論する予定である。
更新日:2016年10月14日
カテゴリ:セミナー