当研究所では、アジア研究に携わる研究者を招聘し、AGIセミナーを開催しております。
皆様のご参加をお待ちしております。
※詳細は以下をご参照ください。
令和5年5月12日(金)14:00~16:00
※終盤は質疑応答の予定です。
無料
発表・資料ともに日本語
吉田 惇 氏
(東北学院大学 経済学部 准教授)
「自動車の完全自動運転下における損害賠償ルールと安全性能の選択」
完全自動運転自動車が社会に普及した場合、事故確率や被害額は自動車性能のみによって決まるため、事故責任は自動車性能のみに帰する。このため、 被害額の負担について、損害賠償制度による解決に加え、製造物責任による 解決が可能となる。事故被害の負担ルールは、自動車製造業者や自動車利用 者の安全性能の選択や利用者の自動車利用頻度に影響を与える。Shavell (2020)は、自動車利用者の意思決定に焦点を当て、ファーストベストを実 現するためには、事故当事者が自分の被害額を自己負担するとともに、相手 の被害額を政府に支払う損害賠償制度(Shavell ルールと呼ぶ)が必要なことを示している。本論文で、Shavell (2020)を安全性能の技術開発を考慮したモデルに拡張すると、ファーストベスト実現のためには、(1) 個人の効用 関数が同一の場合、Shavell ルールでは、過大な安全性能技術が開発される ため、安全性能に応じた自動車購入税、あるいは、技術開発税の導入が必要、 (2)このとき、自動車利用に応じたフェアプレミアムな損害保険が利用可 能な場合には、(1)と同等の政策が必要、(3)効用関数に異質性があると、 技術開発のインセンティブを強める必要が生じる場合があり、その場合、自動車購入補助金、あるいは、技術開発補助金への変更が必要、(4)製造物責任制度の下では、自動車利用税及び自動車購入補助金の実施が必要となるこ とを示す。
メールにて、氏名・所属・電話番号をoffice@agi.or.jpへ送信してください。
(前日までにご参加用URLをメールでお送りします)
5/11(木)の午前中までにメール必着。
5/12(金)AGIセミナー[PDFファイル]
2018年 東北大学大学院 情報科学研究科 博士課程修了。博士(学術)
2019年4月―2023年3月 九州大学 工学研究院 アジア防災研究センター助教
2021年5月―現在 東北大学 経済学研究科 Research Center for Policy Design 客員准教授
2023年4月―現在 東北学院大学 経済学部 准教授
主要業績
Land use policies considering a natural ecosystem, Regional Science and Urban Economics, 2020.
(環境経済・政策学会 奨励賞受賞)
アプリをあらかじめダウンロードしていただく方法(1)と、
アプリのダウンロード無しでブラウザからご参加いただく方法(2)がございます。
いずれかの方法を選択して実施してください。
※スマートフォンでのご視聴は(1)のみ可能です。
(1)アプリをダウンロードして参加
①オンライン配信アプリの「ZOOM」(無料)をお手持ちのPC,またはスマートフォンにダウンロードしてください。
※ダウンロード方法はこちら
【ダウンロード】をクリックでパソコンにダウンロードができます。
こちらからもダウンロード可能です。
・iPhoneやiPadの場合
» ZOOMアプリダウンロード
・androidの場合
» ZOOMアプリダウンロード
②開催前日までにAGIより参加用URLを、お申込みいただいたアドレスへメールでお送りします。
③当日の開始15分前~開始時刻の間に②のURLをクリックして開いてください。⇒『待機室』にてお待ちいただきます。
④開始時刻になりましたら、こちらから一括入室を操作し講演をご視聴いただきます。
⑤終盤は質疑応答時間の予定です。ご質問のある方は挙手またはミュート(消音)を解除して直接お話しください。※チャットで送っていただいても結構です。
(2)アプリをダウンロードせずに、ブラウザから参加(PCのみ)
①開催前日までにAGIより参加用URLを、お申込みいただいたアドレスへメールでお送りします。
②当日の開始15分前~開始時刻の間に①のURLをクリックして開いてください。
③画面下部の『ブラウザから参加』(表示されていない場合は、『ここをクリック』)をクリックしてください。⇒『待機室』にてお待ちいただきます。
④開始時刻になりましたら、こちらから一括入室を操作し講演をご視聴いただきます。
⑤終盤は質疑応答時間の予定です。ご質問のある方は挙手またはミュート(消音)を解除して直接お話しください。※チャットで送っていただいても結構です。
◇ 聴講者の皆さまの音声はミュート(消音)にいたしませんので、講演中はご自身でミュート(消音)設定にしていただきますようお願いいたします。なお終盤の質疑応答の際にはミュート解除をお願いいたします。
◇ ご自身の音声(マイク)および画像(ビデオ)をあらかじめオフに設定したい場合は、画面左下のカメラマーク・マイクマークに斜線が入るようにクリックしてください。
◇ ご利用になるPCやWi-Fi電波状況により、ご視聴が出来ないもしくは途中で途絶えたりすることがあるかもしれませんが、個別の対応は出来兼ねますのでご了承ください。
更新日:2023年4月13日
カテゴリ:セミナー